【痛みが止まる仕組み】
頭痛、生理痛に、昔も、今も変わらぬ、非ピリン系鎮痛薬。
『ケロリン』の主成分アスピリンは、正式名をアセチルサリチル酸といいます。
古くから、世界中で最も多くの人たちに使われている解熱鎮痛剤の成分です。
痛みは、ストレスなどの刺激を受けた後、プロスタグランジンの合成が促進されることによって伝わります。
それが、アスピリンを投与することによって、プロスタグランジンができにくくし、痛みを緩和させるのです。
【アスピリンの歴史】
アスピリンの歴史は、西洋と東洋で共に鎮痛剤として用いられた柳の樹皮に行き着きます。紀元前にはギリシャの医聖ヒポクラテスが、柳の樹皮を熱と痛みを軽減するために用い、中国では唐の時代にも柳の樹皮を歯痛止めに使っていました。
それから1000年以上経った19世紀に、柳の樹皮から有効成分が抽出され、1897年にアスピリンが開発されました。